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2017-08

春ちかし 残雪の倉岳山 - 2010.02.21 Sun

おおっ、いい天気だあー!
大月市の秀麗富嶽十二景の九番山頂から見た富士山です。

冬の八ヶ岳縦走から、はや2週間。
大同心稜・横岳縦走は、こちら
追記:「チームの力」は、こちら

2月20日 土曜日、体力トレーニングを兼ねて、自宅から半日程度で往復できる倉岳山に行きました。
早い春を感じながら歩いた、ほんわか平和な一日になりました。

100220_fuji_2.jpg

今日の道は、秋も紅葉の時期に歩いた道ですが、水の音を聞きながら登り、日当たりの良い気持ちの良い尾根を行く、お気に入りの散策ルートです。
秋の高畑山・倉岳山はこちら

とはいっても、今日は、ちょっと寝坊。出発予定が、1時間強遅れたことが、後々効いてきました。

中央線鳥沢駅近くの高畑山登山口から、入ります。
貯水池に写る山と空の色。今日の好天は、間違いなしです!
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しばらくは、日陰の川沿いを歩きます。登山道は、うっすら凍った雪の雪化粧です。
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高畑山への分岐を見送り、倉岳山へと直進すると、雪が多くなってきました。
3シーズン用の登山靴で、クラストした雪を踏みしめて歩きます。
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日のあたる斜面に出ました。日の光は、なんとも嬉しいですね。
なんとなく重かった体も、40分ほど歩くと、エンジンがかかってきました。
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(あまり姿をお見せしていませんが、わたしです)

この日は、気温が上がる予報だったので、中厚の長袖アンダーウェアとタイツ、アウターは、Patagoniaのソフトシェルの上下で来ました。これでも、歩いていると汗ばんで来ます。

ここからは、日差しのある斜面になりますが、トラバースの雪がシャーベット状に溶けていたり、日陰では凍っていたりで、ところどころ、滑る個所もあって、少し歩きにくくなります。

穴路峠を、倉岳山へと折れると、
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ぼくの大好きな 気持ちの良い尾根道が続きます。
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楽しい尾根道の後、倉岳山の頂上直下から、少し勾配がきつい斜面になります。
ここは日当たりが良い分、雪がベシャベシャで、斜面を巻く踏みしめられた登山道は、一部凍っていたり、半ばシャーベット状になった所があり、ズルズル滑って、踏ん張りが効きにくいです。
一応持ってきた12本爪アイゼンの装着は、さすがに大げさな気がしますし、
そこら中に張った木の根が露出しているので、かえって歩きにくくなりそうです。

日陰の状態を見ると、凍った地面やガチガチの霜柱の上に、踏まれていない凍った雪が残っているので、登山道を外れ、キックステップでつま先を突き立て、ストックを1本、ピッケル代わりに、直登してゆきます。
2週間前に行った八ヶ岳登山の復習も兼ねて。

と、その時、ポケットの携帯がなりました。この着信音は、家からです。
斜面につま先をオッ立てた状態でしたが、電話に出てみました。

「もしもしぃ~、パパぁ~、いま、どこにいるのぉ~。」
娘のももちゃんでした。
朝起きたら、ぼくが居ないので、怒っているようです。

「今、お山を登ってま~す。」
あまり足元に余裕無いですが、声だけは、明るく答えます。

ももちゃん:「ええっ、また八ヶ岳にいるのぉ!」
ぼく   :「ちがうよ、今日は、おうちの近くのお山 (山梨県だけど。。)」
ももちゃん:「いつかえってくるの?」
ぼく   :「夕方前に、ももちゃんのお稽古ごとが終わった頃、迎えに行くから、落ち合ってお茶飲もうよ!」
ももちゃん:「ママぁ~、どうする?? べつにいいよ、じゃね。」
ぼく   :「まって、まって!お山降りたら、電話するね!」

ふうっ~。ランチまでには帰宅できるように、予定通り、朝早く家を出れば良かった。。。
「早起きは、三文の徳」。いえいえ、家庭を持つ山好きにとって、「早起き」は、もっと大きな価値がありそうです。
電話をポケットに収めて、まず、この斜面をザッザッと 登ってしまいましょう!

ふとドラマ「東京Dogs」にて、核心の場面で主演の高倉奏(小栗旬)に、「そうちゃん、ママのタマゴッチに餌をあげておいてくれない?」等と、場違いな電話がママから掛かってくるシーンを思い出しました(笑)。

そんな斜面を抜ければ、富士山を見ながら倉岳山の頂上に続く、気持ち良い尾根道を楽しめます。

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今日は、雪の八ヶ岳を共に登ったNaoyamanさんを始め、上嶋山岳会の面々が、あの富士山山頂を目指しているはずです。 「頑張って!」と、心で声援を送りました!

あんまり眺めが良いので、軽く腹ごしらえ。
富士山を、何時までも眺めていたいですが、さっそく下山。
家族が待っています。

家族をお持ちの山好きの方は、家族と山と仕事のバランスを、どんな風に兼ね合わせていらっしゃるのでしょう。
とても、参考にしたいです。

時刻は、まだまだ午前中ですが、どんどん気温が上がり、山頂からの下り斜面は、泥がグシャグシャ、枯葉がベチャベチャ、張った根の間にシャーベット状の雪が溜まっていて、とても足元が悪いです。
登山道より、出来るだけ、踏まれていない雪が残ったところを キックステップで降りた方がいいようです。
結局アイゼンはしませんでしたが、日陰は、一部凍っていて、これから登ってくる方達は、軽アイゼンをしている方が目に付きました。

途中、登山道をふさぐように、6~7人のおじさま、おばさま達のグループが、アイゼン装着で大騒動になっていました。お年を召されたおじさまに、仲間がアイゼンを装着してあげようとするも、事前にフィッティングがなされていなかったのか、時間がかかっているようでした。無事に登頂・下山されたでしょうか。

ぼくにとっても、もっと早く行動していれば、コンディションはマシだったかもしれません。
登りで頑張って時間短縮したのですが、下山で、思ったより時間がかかってしまいました。つくづく、「早起きは三文の徳」だと思いました。
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(水場あたりまで降りてくると、歩きやすくなりました)

高度を下げると、雪も無くなり、春の気配を感じます。
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サラサラ流れる雪解けの水は、とても澄んでいて、気持ち良いです。
倉岳山の道は、気持ち良い尾根あり、水の音あり、富士山の眺望ありで、
いつ来ても心地よくて、お気に入りのルートです。

倉岳山登山口は、春らしい陽気に包まれて、
石碑に刻まれた詩が、とても優しく心に残りました。
楽しい山歩きをありがとうございました。
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竹林の上に広がる真っ青な空を、飛行機が飛んでゆきました。
竹を揺らす風も、春を運ぶ音がするようです。
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梁川駅に向かう途中、こんな山の中にも、郵便配達のお父さんがいました。
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「おつかれさん!」と声をかけて頂いたので、
「いい天気になりましたね!」と答えたら、
「ほんとだよ!これまでの天気は、何だったのかね~。ワハハ!」
と、おもいがけずホノボノと会話を楽しみました。
きっと、先日雪が降った時の郵便配達は、大変だったと思います。
お疲れ様です!

梁川駅が近づいた時、あっ、東京方面の中央線が発車したのが見えました。
次の電車まで、約45分の待ち合わせ。しまった!
昼頃は、特急や貨物列車を通すようで、普通列車の便数が少ないので注意です。
これまた、出発が遅れたツケです。
今日は、つくづく「早起きは三文の徳」・・・です。

それでも、駅のホーム沿いの家に咲く梅の花を眺めたり、
初春の里の風景を楽しんだ後、この電車に乗り込みました。
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山から下りて、家族との待ち合わせ。
いつもの公園。”ブルースカイコーヒー”でカプチーノを頼んだら、今日のミルク絵は、元気な雪ウサギ。
今日も ぼくは元気に雪の中を歩きました。
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厳冬の八ヶ岳を登った体力は、血肉になっているようです。
時間を紡いで、半日程度の時間でも、定期的に山を歩いてゆきたいです。
次回の八ヶ岳行きに備えて。

家族と落ち合って、のんびりお散歩。
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春を感じる暖かで穏やかな一日を楽しみました。

● COMMENT ●

次が楽しみ!

今週も素敵な山行のご報告ありがとうございます!!

山によっては春の息吹がもう垣間見えるのですね。なんだかわくわくします。

M岡さんの日記は、自分もその山を登っているような疑似体験ができてとても楽しいです。僕はまだ家族がいない身ですが、いつかM岡さんみたいなストーリーを山に持ち込んでみたいです。

それから自分たちが登っている富士山を、また違う場所で誰かが見ている感覚がとてもシュールでした。
僕たちものすごい美しい山を登っていましたね!!w

この日の富士山は条件は素晴らしかったのですが、山岳会のメンバーもさすがに初めての富士山で体力を消耗したらしく、敢え無く、宝永山の山頂がこの日の山頂となりました(泣

今回もエールを送って頂いてありがとうございます、感激です(≧▽≦)!!

次回またがんばります!

それから八ヶ岳、また行きたいですね~。
山岳会のメンバーはみんな異口同音にそればかり言っています。
それだけM岡さん、N田さんとの出会いはプライスレスでした。

引き続きお互い安全な山行を続けましょう!!

仲間が何より大切ですね

Naoyamanさん
うれしいコメント、ありがとうございます!

みなさんが挑戦した富士山、とても綺麗でしたよ。
あの山に一緒に行ける仲間がいるなんて、
とても素敵なことだと思います!

一緒に八ヶ岳に登ったメンバーだからこそ、
みなさんの富士での消耗がどれだけ、しんどいものだったのか、想像できます。

今回は、富士山頂まで行けなかったようですが、
仲間と「富士山に行った」のですね。
そして、事故も無く下山されたのですね。
それが、なによりだと思います。
また次の楽しみが出来ましたね~。

N島さん、N田さんもご一緒に、八ヶ岳、また、あのメンバーで登りたいですね!
ぼくも、そればかり考えています。
だから、今度は、もっと体力を整えておきたいです。

素敵な休日…

ももちゃんとのやり取り、とっても和みますね~o(>▽<)o
お父さんは山に家族サービスに大変ですよね~(^。^;)
でも自分一人だけ楽しんできた分、家族にも!というも~り~さんの気持ち、わかりますよ~(^_^)/
も~り~さんはとてもいいバランスをとってはると思いますよ!
ホント『早起きは三文の徳』ですよね!
僕も家族がみんなまだまだ寝ている朝早くに起きて山に出掛けます!
そうすると山はまだ人が少なく、ゆっくりと過ごす事が出来るし、早く帰って家族と団欒もできて一挙両得ですもんね(σ▽σ)!!

ところでブルースカイコーヒーのいつもの公園って、井の頭公園なんですか!?
6年程前に上の子がももちゃんくらいの時にジブリ美術館に行ったことがあります!動物園にも行きました!
とても雰囲気がよく素敵な公園だったのを思い出し、温かい人柄のも~り~さんと重なり、より温かいイメージが沸き、癒されましたよ!
う○こを踏んでしまった苦い思い出が消えちゃいました…よかった!(笑)

とても充実した穏やかな休日を過ごされましたね~!
ももちゃんパパ!お疲れ様でした(^o^)/

おおっ!そのとおり

GFコージーさん

ピンポーンです。

この公園には、一年を通じて、何回となく訪れながら、
四季の移ろいを楽しみながら、過ごしてます。

ジブリ美術館付近の木立の小路も、
心地いいですね!


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足跡 ( 2009.11.11 - )

「山のたまてばこ」について

自然の中で過ごすのは、とても気持ち良いですよね。その楽しさから得られる気づきを子ども達と分かち合いたい、その思いから、「自然科学塾 山のたまてばこ」を主催しています。「山たま」は、自然のつながりの中にある不思議を、体験学習を通じて感じ、気づき、考えようとするプロセスを支援する場です。 企業の皆様には、「サミット・コンサルティング」から、登山を通じたチームビルディングをご支援しています。

プロフィール

も~り~

Author:も~り~
公益社団法人 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド(ステージ2)。

長野県諏訪郡富士見町を拠点に、主に南・北八ヶ岳、北アルプスでガイド活動を展開中。スウェーデンのクングスレーデンを歩いて以来、ロングトレイル・トレッキングの楽しみ方を、積極的にご紹介しています。

経営コンサルタントの経験を持つガイドとして、企業の支援にも力を入れています。

自然体験活動分野では、清里KEEP協会のインタープリターズ・キャンプ修了。子供たちが自然に親しむお手伝いも大切にしています。

山で出会ったこと、身の回りの小さな自然や子供たちの様子を、つづって行きます。

スウェーデン社会研究所 会員
公認会計士
経営学修士 (MBA)

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