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2017-08

標高2829Mからのメッセージ - 大同心稜・横岳 ( Up dated) - 2010.02.09 Tue

なぜ山に登るのでしょうか。
この日 ぼくは ただ一つのメッセージが伝えたくて 冬の八ヶ岳に行きました。
1 amidaakadake
(左:赤岳、右:阿弥陀岳)

朝4時50分、月と北斗七星が綺麗な早朝。
赤岳鉱泉に前日入りしたパーティと合流するため、
美濃戸山荘前を出発し、2時間の道のりを歩きます。
2 start
今日も 山岳ガイドの成田賢二さんにお世話になります。
前回ガイド頂いた阿弥陀岳北西稜はこちら

赤岳鉱泉では、松本の登攀ガイド中島佳範さん、そのパーティ6名と合流。
みなさん、山のベテランで ご一緒するのも恐縮です。
なんとか、歩ききるぞ!と、内心は緊張で一杯でした。

深い雪の急坂の向こうに見えてきました。
to daidoushin

まず、ここを目指します。大同心。
3 daidoushin
大仏のような岩の基から横に回り込んで てっぺん目指して登ってゆきます。

ぼくも 赤いリュックを背負って 大同心稜を 一歩一歩 登ります。
4 daidoushin_by nakayama
(中山洋さん撮影)

今回は、歩くことに集中するため、いつものデジタル一丸レフカメラは 持参しませんでした。
娘とプールに行った時に使う簡易な防水コンパクトカメラをポケットに忍ばせるのが精一杯。
そんな中、Nikonのデジ一でナイスショットを連発されていたのが、中山さんです。
5 Nakayama
すごいです。いつかは、ぼくも愛機のPENTAXを持って来たいです。

青空が透ける時もありますが、この通り。
寒くて、まつげも凍ります。
4_2_me.jpg
(あまり姿をお見せしていませんが わたしです)

今日はチームが2つ。
ぼくのチームは、山岳ガイドの成田さんをリーダーに、中山さん、
そのお友達の宮崎さんとザイルを一緒にさせて頂きました。

成田さん、ぼくたちを確実にリードして下さいます。
0_narita_san.jpg
(中島さん撮影)

中山洋さんも 先頭でルートを切り開いてゆきます。
0_100206横岳+089
(中島さん撮影)

Mさんは、登山歴2年とのことですが、毎週!!富士山に登っていて、抜群の体力と技術で、ホイホイ登ります。
ぼくは 富士山というのは一生に一度登るもんだと思っていました。
今日の皆さんの山への気合は、すごいです。
6 NaritaMiyazaki
成田さんは地元だけに、八ヶ岳のナイスな(ものすごい??)コースを知り尽くして解説してくれます。
宮崎さんは、目を輝かせて聞いていましたね。
(右が成田さん、左が宮崎さん)

宮崎さんには、「も~り~さん、ガンバっ!」と何度も激励をもらいました。
ありがとうございました、
0_miyazaki_san_DSC_5993.jpg
(中島さん撮影)

稜線に出て 横岳に向かいます。
今日のリーダーの中島さんです。安定感が とてもカッコいいです。
8 yokodake_nakajima

9 yokodake_2

猛烈な風を受けながら、ぼくたちは、一身になって進みました。
0_100206横岳+088
(中島さん撮影)

そして 到着した横岳山頂。標高2,829M。
ぼくは今日 この青と白の世界をバックに、一つのメッセージを伝えたくて、
ここまで登ってきました。

「ママ、お誕生日おめでとう!」

6歳の娘 ももちゃんと一緒に作った手作りの誕生日カードを、
ここまで持って来ました。
新しい一年が、この風景のように 碧く白く清々しいものでありますように。
10 2829_happy birthday

同行のみなさんも「おめでとう!」と声をかけてくれました。ありがとうございます。

今日ご一緒させて頂いた皆さんは、社会人山岳サークル4名、その友人2名。
皆さん、ほんとうに暖かい方達ばかりです。
正直、本日最年長のぼくは日常のデスクワークから来る運動不足と早朝からの行動で、ギリギリの体力でした。
深い雪の中では、みなさんが交代でラッセルして下さったり、激励を頂いたり。
本当に、ありがとうございました。
7 yoko dake

そして、いつもの”悪友”フジケン氏。
スノーシューツアーを催行中ですが、右手に見える八子ケ峰から手を振ってくれてたそうです。
ありがとうです!心の中で 「ま~い~く~!」という声が聞こえましたよ!
12 yashigamine
手を振ってくれたフジケン氏はこちら

赤岳山頂付近は、雪が吹き飛んでいます。
稜線は すごい風でした。
初めて体験する本格的な冬山の風は 「容赦が無い」の一言です。
11 akadake_snow mist

当初の予定では、赤岳山頂まで行く予定でしたが、
天気の回復を待って出発したことと、風が強いので、
地蔵尾根から下山することになりました。
13 zizou lidge

下山に入っても急な降下が続くので気が抜けません。
0_zizou.jpg
(中島さん撮影)

地蔵尾根から見上げる赤岳山頂は、あいかわらず雪が吹き飛んでいます。
この風が、尾根を下るぼくたちにも吹き付けます。
akadake from zizou

しばらく降りた樹林帯からは、風もおさまり お尻で滑りおりました。
スノーシューでも見慣れた風景が広がり、心底 ホッとしました。
14 hip slide

ガイドのお二人も ホッとされたのではないでしょうか。
ガイドさんには 何時ものことながら、体力と技術はもちろん、プロ魂を見せて頂きます。
すばらしい経験でした。ほんとうにお世話になりました。
16 guide

左:成田賢二山岳ガイド事務所はこちら
右:中島さんの”やま工房”はこちら

暖かい冬の日差しのなか、今日の道のりを振り返ります。
大同心と小同心
17 finale

見上げる赤岳
18akadake.jpg

冬の日差しは もう傾く時間になりました。
ゴールの美濃戸山荘は もうすぐです。
to akadake lodge

無事下山した達成感と喜びを噛みしめながら、
一日ご一緒した みなさんに感謝しました。
ありがとうございます。
19bye.jpg

【後記】
体力不足を痛感しました。
足がバキバキの筋肉痛です。
早朝から約12時間の雪中行軍でしたが、
同様のコース+赤岳往復をこなす おばさまもいらっしゃるそうです。

ぼくは そこそこ年齢を重ねているデスクワークの社会人なのですが、
筋肉や心肺に”持続的”に負荷をかける訓練を意識してやらないと 
アッという間に体力が落ちてしまいます。

登山、とくに冬山は、体力が勝負だと言われます。
本当にそうだと思いました。
「登山の訓練は、登山である」
周りの景色や高度感を安全に楽しむためにも、体力が基本だと思います。
これを教訓に、もっと歩きたいと思います。

102007_Daidoushin lidge


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● COMMENT ●

無事でなによりでした!

無事登頂下山おめでとうございます。
とーっても美しい青ですね。

写真からは突風は見えないので
絶好の山日和にしか見えませんよ!

夏山からでなく冬山から登山経験積んで行くのは
なにかあるのでしょうか??不思議不思議。

またきれいな風景おまちしております。

みなさんのおかげです

Takakoさん
まいどコメント、ありがとうです。

>夏山からでなく冬山から登山経験積んで行くのは
なにかあるのでしょうか??不思議不思議。

え、そうですか?不思議ですか?
言われてみれば、なんでだろぉ?

シンプルに考えてみると、冬になると人が少ないからだと思います。
冬は、より澄んだ自然そのものを感じられるような気がします。

そして、もうひとつ。わざわざ冬の自然に身を置こうとする方々との出会いが好きだから、ということでしょうか。

今回の山行は、まさにその両方を十二分に体感することができました。
ただ、幸運な面が沢山あったのも事実なので、
日頃から鍛錬しないといけないな、と痛感しています。

そして、冬の間の練習や経験を活かして、暖かい時期の行動半径を広げてゆきたいなーと思っています。

ザイルを共にしたMです。

どうもおつかれ山です!
ブログを友人(上嶋)が偶然見つけまして、訪れました。

先週大同心取り付きから運命共同体になった宮崎です!
ネット上ではNaoyamanと名乗っております。

も~り~さんとの山行、本当に良い思い出です。
帰りもずっと言っていたんですが、誕生日祝い登山のエピソード、感動しすぎてブログに書いてしましました!!
(写真お借りしております。)
事後報告になってもうしわけないですが、問題でしたら言って下さいね★

も~り~さんと、八ヶ岳また行きたいです。
ご家族にもあってみたくなりました。

ブログずっとチェックし続けますね!

今後とも本当によろしくお願い致します。

うれしいです!

Naoyamanさん
ようこそです!
八ツでは、本当にお世話になりました。

出会ったばかりのぼくとザイルをともにし、痛いほどの突風の中で、「ガンバっ!」と何度も応援してくれたこと。思いだすたびに、胸が熱くなるようです。
みなさんの仲間に入れて頂いたことを、心から嬉しく思ってます。

ぼくもNaoyamanさんのブログ記事を楽しみにしていますよ!
そして、みなさんの山岳会の楽しい山行を ぼくも応援しています!

めっちゃエエ話や~!

栗城史多さんのブログにコメントをされてたNaoyamanさんのブログの『本当にあった山ドラマ』を読んで、スゴク心温まる話にジーンとして感動して、こちらに辿り着いちゃいました!
カッコイイです!
最近ブログよく読ませてもらってます!
スゴク共感できるところがあったりして楽しく読ませてもらってます!
色々コメントしたいですけど、また…(^。^;)

今後ともよろしくです!

JKコージーさん
コメント、ありがとうございます!

「子供と家族の自然体験学習への ぼくの思いを書いてみたい、だれが読んでくれるわけではなくとも」と、始めたこのブログ。
出会った方達が、応援してくれて、やっと3カ月がたったところです。

そして、直接お会いしたことの無い方から、
「共感したよ!」と暖かいコメントを頂いたのは、
JKコージーさんが初めてです。
とても、うれしいです!

Naoyamanさんとも、八ヶ岳で出会いました。
ほんとに不思議なんですが、八ヶ岳は、暖かい人と人とのつながりを 
広げてくれるように思います。
そのつながりが、JKコージーさんと、山のたまてばこも、つないでくれました!

これからも、自然と家族について、感じたことを、感じたままに、
描いて行きたいと思います。
今後とも、よろしくお願いします!

僕もうれしいです!

返信ありがとうございます!
僕も会ったことのない方へのコメントを書いたのが初めてだったんですが僕もハッピーになれました(^O^)b
僕は山登りを始めて4年なんですが、夏、秋に一回程度のまだまだ経験不足なんですが、も~り~さんの雪山登山へのチャレンジ、そしてメッセージにはホント心が動かされ、僕には間違いなく伝わるものがありましたよ(^O^)b
僕に伝わっても仕方ないですけどね(^。^;)
僕は大阪在住で家庭もあるのでなかなか思うように行かないことが色々あるのですが、いつか八ヶ岳の赤岳に登りたい!って思ってて、も~り~さんとのこの出会いで、何か八ヶ岳の方に引っぱられてるような感覚になってきました!
も~り~さんの山登りなどを励みに、時には影響させてもらって、僕も自分のペースで歩いて行きたいと思ってます!
『山のたまてばこ』の内容とかも含めて、写真とかとても気に入ってますので、これからもブログ楽しみに読ませてもらいます!
『あまり姿をおみせしておりませんがわたしです!』っての好きです(笑)
また登場して下さいq(^-^q)

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

これからもよろしくです!

GFコージーさん
ぼくと同じく、ご家庭をお持ちの山好きなのですね。
共感頂き、ありがとうございます!

八ヶ岳が、また新しい仲間を紹介してくれました。
うれしいです。

ぼくも、GFコージーさんのコメントから、暖かい力を頂いていますよ。
これからも、是非、遊びに来てくださいね!


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足跡 ( 2009.11.11 - )

「山のたまてばこ」について

自然の中で過ごすのは、とても気持ち良いですよね。その楽しさから得られる気づきを子ども達と分かち合いたい、その思いから、「自然科学塾 山のたまてばこ」を主催しています。「山たま」は、自然のつながりの中にある不思議を、体験学習を通じて感じ、気づき、考えようとするプロセスを支援する場です。 企業の皆様には、「サミット・コンサルティング」から、登山を通じたチームビルディングをご支援しています。

プロフィール

も~り~

Author:も~り~
公益社団法人 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド(ステージ2)。

長野県諏訪郡富士見町を拠点に、主に南・北八ヶ岳、北アルプスでガイド活動を展開中。スウェーデンのクングスレーデンを歩いて以来、ロングトレイル・トレッキングの楽しみ方を、積極的にご紹介しています。

経営コンサルタントの経験を持つガイドとして、企業の支援にも力を入れています。

自然体験活動分野では、清里KEEP協会のインタープリターズ・キャンプ修了。子供たちが自然に親しむお手伝いも大切にしています。

山で出会ったこと、身の回りの小さな自然や子供たちの様子を、つづって行きます。

スウェーデン社会研究所 会員
公認会計士
経営学修士 (MBA)

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