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初めての山の日! 絶景の西穂独標ツアー!! - 2016.08.24 Wed

すっかりご無沙汰してしまいました。
いくつもの来襲する台風に気を取られていて、気がつけば9月はすぐそこ。なんとなく秋を感じます。
そんな時期に更新が遅くなりましたが、思い出深い夏のイベントをご紹介させてください。

さて、みなさんは、8月11日、初めての山の日を、どのようにお過ごしでしたか?
当初、突然やってきて、地味な印象の休日でしたが・・・・。当日の山に向かう高速道路は大混雑。多くのみなさんが、山の自然を楽しまれたのなら、こんなに嬉しいことはありません。
ぼくは、クラブツーリズムさんのツアーのガイドで、西穂独標に行ってきました。

2016年8月11日、バスが発車する東京の新宿は、どんよりと曇り。中央高速道は、大渋滞。
新穂高ロープウェイの到着は、予定より随分遅くなりましたが、天候は快晴!ツアー参加者の多くは、60から70歳代ですが、クラブツーリズムのツアーの常連の山慣れた方が多く、ペースを保って歩き、日没までに山小屋に到着できると判断。
朝、バスで出発してから、約8時間半!!車中で頑張った皆さんのために、絶景を見て頂きたいと、写真一枚分の時間だけですが、ロープウェイの展望台でパノラマを堪能して頂きました。

P8111478.jpg

今回のツアーの一番のポイントは、ツアーが、山の日とその翌日に当たっていること。とても思い出深い日ではありますが、山を楽しむ方々で混雑するなら、どうすればリスクを回避し、皆さんに安全に楽しんで頂けるでしょうか。
ぼくは、ツアーのみなさんと、すべてに余裕をもって動きましょう、とお話ししました。混雑を避ける時間に動くこと、イライラしないようにゆずり合うこと、そして「ありがとう」と声がけすることです。

ぼくが言うのも、おこがましいですが、人生の大先輩のみなさん、同意してくださって、とてもアットホームなパーティになりました。
いつもより、ちょっと早いペースだったかもしれません。ごめんなさい。でも、日没までに西穂山荘に到着。岩場が不安です、と、そっと教えてくださったゲストもいらっしゃいました。そこで宿に入る前に、翌日の独標に向けて、小屋の前の岩場の登りで、皆さんで少しだけ体慣らしをしました。山のベテランでも、年に合わせて、体の動かし方を工夫することは、山登りを長く続けるうえで、とても積極的なアプローチだと、ぼくは思います。

「よいしょ!と足を大きくあげようとして上がらないのよ。」とおっしゃるゲスト。

「ほら、よく見ると、小さいけど、ここにつま先を乗せられるでしょ。片足に体重を乗せて、ほら、次の一歩が出しやすくなるでしょ。」

お一人づつ、そんなお話しをして小さな練習をしました。
明日が、本場です!

西穂山荘は満員。荷物を置くと、ちょうど晩御飯の時間になりました。
食堂から見える日没に浮かぶ笠ヶ岳。明日も良い天気になりそうです。
IMG_1399.jpg

8月12日。
みなさんに、「朝日をみながら朝食にしませんか? お弁当を持って。」とお話しをして、日の出前に山荘を出発することにしました。理由は、西穂独標登山は人気のコースで、お盆休みと合わせて、この日の登山道がとても混むと想定したからです。ぼくたちのパーティは、お元気ながら高齢の方と若手の初心者の方を中心に18名の隊列。混んだ登山道では、すれ違いも難しくなりますし、独標の岩場での渋滞は落石のリスクや、不安定な状態で立ち止まるのは体に負担を掛けてしまいます。

出発はAM4:20分。この作戦は、ずばり当たりました。西穂山荘からジャンダルムを越えて奥穂高に向かう登山者、西穂高山頂を目指す皆さんは、すでに旅立ち、朝ごはんを待つ皆さんに先立つことで、独標に向かう登山道の前はクリア。やがて朝焼けが始まり、雲海に目を奪われると、焼岳が朝日に焼けていました。
皆さん、前日の岩場練習が功を奏して、落ち着いたスタートとなりました。

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やがて、前穂と明神の方向に朝日が昇り、美しい山の朝に、しばし見とれました。
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そして独標へ。とてもラッキーでしたが、岩場に取り付いているのは、ぼくたちパーティだけ。みなさん落ち着いて、無事、到着!本当に素晴らしい朝のパノラマで、皆さんに喜んで頂くことができました。曇りの日も雨の日も、それぞれ、山の魅力はありますが、やはり晴れた日の山々の風景は、一番の魅力に違いありません。

今回、若手の方で、初めての北アルプスという女性がいらっしゃいました。いつもは、関東近郊の山々で体力トレーニングをされているとのことでしたが、「この風景を見ると、病みつきになりますね!」と笑顔でおっしゃっていました。きっと、また山に戻ってきますね。そういうお手伝いができたことは、ガイドのぼくとしても、とても嬉しいです。

IMG_1430.jpg

独標からの下りでは、何組かの登りの登山者とのすれ違いがありましたが、みなさん、落ち着いて降りてきました。
ここに足場がありますよ! ここにガバがあるから、しっかり掴んで!と、ぼくの指示を、次々と後ろの方に伝えていただく良いチームワーク。すれ違いでルートを譲って頂いた登りの方々に、ありがとうざいます、とお礼の声をかけて先輩方。この山登りを楽しんでいただけたのは、本当に皆さんの心の持ちようだと思います。

IMG_1435.jpg

そして西穂丸山まで降りてきて、ひと休憩。
この後、山荘で休憩の後、ロープウェイまでの道を下りますが、ファミリー、グループなど、登ってくる大勢の登山者とすれ違いました。僕たち下りのパーティは、足元に気を使いますが、道を譲ったり、譲って頂いた方々にお礼を言いながら、元気に無事、ロープウェイまで降りてきました。

IMG_1447.jpg

ツアーでは、みなさん、ぼくのことを「先生」と呼んでくださり、ちょっと、くすぐったいのですが、「先生のおかげで、わたし、できたわ。どうもありがとう。」と言って頂けると、本当にガイド冥利につきます。みなさん、本当に良い笑顔でした。

今回参加頂いた皆さんから、「先生のツアー参加したいけど、パンフレットみても、名前が出てないわよ」と言って頂き、嬉しい限りです。そうなんです、ぼくは、少人数のプライベートツアーで山にお連れすることはあっても、正直、大人数のツアーガイドのお仕事は、あまりしていませんでした。

でも、あなたと山に登りたいのよ、と言って頂けるのは、嬉しいです。機会があれば、またツアーを率いて、アットホームなパーティを作ってみたいです。

今回、初めての山の日をご一緒させて頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
また、お会いしましょう!八ヶ岳にもきてくださいね!

IMG_1428.jpg

最後に、今回のツアーガイドの機会を頂いた川崎ガイド、そして、ぼくがガイド検定を目指す時から本質的な指導や、ゲストと向かい合う経験をさせて頂いた庭野ガイドにお礼申し上げます。

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「山のたまてばこ」について

自然の中で過ごすのは、とても気持ち良いですよね。その楽しさから得られる気づきを子ども達と分かち合いたい、その思いから、「自然科学塾 山のたまてばこ」を主催しています。「山たま」は、自然のつながりの中にある不思議を、体験学習を通じて感じ、気づき、考えようとするプロセスを支援する場です。 企業の皆様には、「サミット・コンサルティング」から、登山を通じたチームビルディングをご支援しています。

プロフィール

も~り~

Author:も~り~
公益社団法人 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド(ステージ2)。

長野県諏訪郡富士見町を拠点に、主に南・北八ヶ岳、北アルプスでガイド活動を展開中。スウェーデンのクングスレーデンを歩いて以来、ロングトレイル・トレッキングの楽しみ方を、積極的にご紹介しています。

経営コンサルタントの経験を持つガイドとして、企業の支援にも力を入れています。

自然体験活動分野では、清里KEEP協会のインタープリターズ・キャンプ修了。子供たちが自然に親しむお手伝いも大切にしています。

山で出会ったこと、身の回りの小さな自然や子供たちの様子を、つづって行きます。

スウェーデン社会研究所 会員
公認会計士
経営学修士 (MBA)

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