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塩の道をゆく(中)、海抜ゼロメートルの糸魚川ー北小谷 - 2015.06.17 Wed

歩いていくのか!?お疲れさん!今日は、とっても暑いよー。気をつけて!
地元の言葉はよく分からないのですが、糸魚川のおじちゃん、おばちゃん、ぼくが、こんにちは!と挨拶すれば、皆さん、暖かく応援してくれました。

糸魚川駅近く、電池を買いに入った電気屋の女将さん、小学校の時、小谷付近の塩の道を歩いたことがあるそうです。懐かしそうに話しながら、お煎餅を沢山、持たせてくれました。
農家のおじいさん、暑いのを気遣ってくれながら、あんた、長野の人かい?と。
コンビニなんてありません。ある集落で見つけたよろず屋。女将さんが、ここからは、洞門が続くよ。気をつけてね。会話の中で、ドウモンの解釈に時間がかかりました。洞門は通らず、古い峠を越えるんです。

皆さんの笑顔に、塩の道を行く歩荷や牛や旅人を受け入れてきた方達の歴史を感じました。先の電気屋の女将さん、歴史のある良い道ですね、というぼくに、首を傾げながら、まあ、何十年も前のことだから・・・・、と。地元にとって、歴史は財産でありつつも、やはり、今の発展が切実であるのは、それも真理なんですね。

真夏並みの気温となった2015年6月13日、海抜0メートルから、ずっと山に向かって歩く、暑い暑い古道の旅、瞬く間に、体中から汗が滴り落ちました。計画が甘い、慌ただしい旅は、ダメですね。ロングトレイルで、初めての敗退。核心の大網峠と天神道は越えましたが、ゴールの白馬には足が届きませんでした。

糸魚川側の石の標識、きっとこれから長い時間、道を案内していくことでしょう。小谷に入ると見かける太い柱の標識。安心感があります。トレイルの様子を教えて頂いた塩の道トレイル事務局・小谷商工会の吉田三郎さん始め、塩の道を守っておられる皆さんの気持ちを感じました。

糸魚川から松本に続く110Kmの道、あと25Kmを残しました。今日は道にも迷い、いったん国道に降りて走ったり、里山の道で分岐分からず余計な登山したり。距離を残した割に、地図上の距離より、だいぶ多い40Km近い歩行距離でした。涼しくなった秋、残りを歩いてみたいと思います。


北陸新幹線 はくたか。長野から糸魚川まで、短い区間ですが、初めて乗りました。きれいな車内です。
昨年、信越トレイルを通したあと、各駅停車に乗り込んだ飯山駅。新幹線を使えば、美しいブナに会いやすくなります。

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道路元標。ここから塩の道が始まります。

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この糸魚川の海から、信州に向けて。

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<歩く時のポイント>
1.歩き始めの買い物
当日の早朝、慌ただしい出発となり、糸魚川で食料、水、あと乾電池を調達することに。
朝早い糸井駅川駅前の商店はまだ開いていません。買い物は、糸魚川駅内の小さなコンビニが便利だと思います。
ぼくは、もう少し品揃えが欲しくて駅を出てしまい失敗。自販機で飲料は買えましたが、食料と乾電池を買える店を探すことに。

2.スタート地点と市街地歩き
(1)お店探しをしながら歩いたこともあり、元標の位置が分からなくなりました。富山第一銀行が目印です。
(2)元標から昔の問屋街の名残を残す道を歩き、線路を越えた後、塩の道に入り口に注意です。
広めの道を直進すると大糸線をまたぐ踏切を越えて、148号に出てしまいます。
ぼくは途中で気がつきましたが、時間がないこともあり、そのまま148号に出て頸城大野駅まで走りました。
(3)頸城大野から塩の道に入り、立派なトイレを越えて旧道を中山峠に向かう道に入るには注意が必要。ぼくは、トイレからそのまま舗装路を行き、中山峠をパスしてしまいました。小谷側から来ると、石造りのゲートがあるので分かりやすいです。

---------

暑い暑い日でした。仁王堂からのどかな田園、根知の集落に出てほっとします。根知小学校から田んぼの直線道は、正午近い太陽に照らされて、汗がしたたりました。根知駅から白池方面に向かう幹線道と合流するあたりに、よろず屋があり、飲み物の自販機がありました。冷たいジュースが、うまかった!そこから少し先にも、洞門に気をつけてと言ってくれたよろず屋があり、ぼくは、そこで行動食のビスケットを買いました。

行程が遅れ気味なので、糸魚川シーサイドバレー付近の大網峠越えルートに入る集落まで幹線道を走りました。大網峠越えに入ると、藁葺きの塩の道資料館前のトイレで一休みできます。
駒ヶ岳と雨飾山を眺めながら、大網峠に向かいます。

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白池は、夏のような空の色を映してエメラルド色に見えました。駒ヶ岳とのコントラストが絶景です。

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白池から1Kmほどで大網峠。牛を引き連れて休めるように人の手で平にされたそうです。今日は、ぼくひとり。木陰を行く風にホッとして水を含みますが、先を急がねばなりません。

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このように窪んだであうことがあります。昔、牛を引き連れた隊が通った名残で、ウトウと呼ぶそうです。もっと、窪みがはっきりしたウトウが残っているそうですから、次回は、じっくり探してみたいです。

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横川の吊り橋。深い渓谷にかかっています。渓谷の幅が狭くて、しっかりした岩盤で橋を支えられるポイントは、ここだ!という位置にかかっています。渡るとユラユラと揺れます。その昔、牛は、おとなしく渡ったのでしょうか。

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小谷村と書かれた標柱が出て来ました。太くてどっしりとして、安心感をもらいます。

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大網集落。小さな農協の前にジュースの自販機がありました。残念ながら、多くは売り切れでしたが、冷たいお茶とコーヒーを買えました。とても暑くて、塩を吹いた体に染み入るようでした。

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古宮諏訪神社脇から、荷換峰に向かいます。人通りも少ないでしょうか、夏草が道を覆っていました。そんな中にも、草の中から塩の道を示す標柱が顔を出して、道を教えてくれます。

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荷換峰を越え、牧坂から姫川温泉に向かいます。

<歩く時のポイント>
糸魚川から歩いてくると、姫川温泉を右手に見下ろしながら下ります。左手に、牧坂と書かれ、糸魚川方向を差す矢印が書かれた細い標柱でたら、すぐに簡易舗装路を右手に下って下さい。その下り道は、もっと先かと誤ってしまい、ブナが美しい正面の立派なトレイルに入り、赤テープに誘われて登ってしまいました。気持ちのよい山道ですが、さすがに引き返しました。真那板山に続く登山道かと思います。この日の行程としては、大幅なタイムロスになりました。

姫川温泉を越えて、りっぱなトイレの横から、かつての幹線路に入ります。このあたりは、地質的に地盤が弱く葛葉峠近くの斜面を補強工事していました。蒲原温泉あたりから振り返ると、その工事の大変さがわかります。この地質を克服し、大所トンネルができたため、通行止めとなった道が塩の道です。ヘアピンカーブか続き、猿の楽園になっていました。

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天神道のひとこま。天神道は、山道らしい道程です。何カ所か148号に降りて、再び旧道に入ります。その入口に注意です。特に糸魚川から来て、湯原トンネル入口から右手に小さなアルミの階段を降りるところ、そこから148号沿いの天神道入口までのトラバース道に入ります。

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北小谷の道の駅で、休憩し、この先に行くかどうか考えました。
南小谷まで行けば、19時過ぎの大糸線に乗れますが、それに間に合わないと、今日中に帰れません。
北小谷と南小谷の間に石坂越えがありますが、左膝の具合が悪くて、スピードが乗りそうにありません。もし北小谷駅から電車を使うなら、あと8分後の電車が最後でした。
今日は、ここで終わり。また来ます。道の駅から、北小谷駅まで走って、ぎりぎり電車に飛び乗りました。

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今回、糸魚川から当初予定した白馬までの道程、距離からすれば約半分の25Kmほどを残しました。海抜ゼロメートルから、ずっと登って来て、この日のように暑いと体力を使いますね。残りの道は、秋風が吹く頃、続けてみます。小谷付近、地蔵峠越えなど、魅力的なルートもありますから、ぜひ、また来たいと思います。

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Shio_Itoigawa_KIta-Otari.jpg

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自然の中で過ごすのは、とても気持ち良いですよね。その楽しさから得られる気づきを子ども達と分かち合いたい、その思いから、「自然科学塾 山のたまてばこ」を主催しています。「山たま」は、自然のつながりの中にある不思議を、体験学習を通じて感じ、気づき、考えようとするプロセスを支援する場です。 企業の皆様には、「サミット・コンサルティング」から、登山を通じたチームビルディングをご支援しています。

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Author:も~り~
公益社団法人 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド(ステージ2)。

長野県諏訪郡富士見町を拠点に、主に南・北八ヶ岳、北アルプスでガイド活動を展開中。スウェーデンのクングスレーデンを歩いて以来、ロングトレイル・トレッキングの楽しみ方を、積極的にご紹介しています。

経営コンサルタントの経験を持つガイドとして、企業の支援にも力を入れています。

自然体験活動分野では、清里KEEP協会のインタープリターズ・キャンプ修了。子供たちが自然に親しむお手伝いも大切にしています。

山で出会ったこと、身の回りの小さな自然や子供たちの様子を、つづって行きます。

スウェーデン社会研究所 会員
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