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2017-08

グローバルの中の日本を思う、中山道_木曽福島-妻籠・馬籠-中津川 - 2015.06.02 Tue

緑の中、木曽路を行きたくて、木曽福島にやってきました。できるだけ、古い中山道を辿ってみるつもり。実は、この旅、30数年前、高校生の頃から自転車でやってみたい旅でした。今は、道を探して、テクテク歩き、街道はトコトコジョギング。夏のような5月最後の土曜日に、福島宿から宿場をつなぎ、妻籠、馬籠を越えて、中津川宿まで。約60kmの小さな旅で思ったことを書いてみます。

ぼくたちの国には、歴史と文化があります。

時代が変わる時、過去を否定するのは、よくあることです。身近な現代企業だって、社長が変われば、前社長を否定するのは常套手段。
大切なのは、変わらなければならないこと、変えてはいけないことを見極めることだと思います。そのバランスが、国や街・会社のような組織、一人一人の個人にとって、長い目でみて強みとなるか、弱みとなるか。古道を歩きながら、そう思います。

むかし、この山深い中山道を急がねばならなかった、ごく普通の旅人は、どんなに心細かったことでしょう。いま、街道の宿場街でおばちゃんたち、鍬をもったおじちゃんに、「こんにちはー」と挨拶すれば、それまで目をあわせようとしなかった人達が「がんばれー」と声をかけてくれる。「走って行くだか。たいへんだなー」と声をかけてくれる。このおばちゃん達の先祖も、こうやって、旅人を応援したのかもしれません。

人の営みは、ごく普通の現代の田舎町。家庭のプライベートWiFiも、いっぱい飛んで世界に繋がり、きっと、家の前が旧中山道だったことも意識していないと思います。かわらず数百年前の面影を残している旧い家並み。時間の流れと過去からの蓄積のバランスが守られている事を誇りに思い、外国にも知って欲しいと思います。

今、日本が考えるのは、その選択が日本の歴史を、日本のアイデンティティを守ることになるのか? そういう価値観をしっかりもったものであるべきだと思います。

妻籠宿には、沢山の西洋人がいました。なかには、ひとりで足早に、馬籠峠を越える人もいました。彼らが、たんなる観光を越えて、日本の歴史や、メトロポリタンでデジタルなだけではない、伝統的な暮らしを理解できること。彼らが自国にかえり、アジアという括りではなく、日本のファンとして、生の経験を伝えること。こういう個々人からの正しい情報発信も、グローバル国家としての日本にとって、大事なことだと思います。

ぼくが、その一端を担えるようにするためには、情報発信力を含め、もっと努力が必要だな。古道を行く今回も、そう思う旅でした。

追伸:長野県の中山道、古道としての魅力は尽きません。でも、実際には、古道は幹線道路の屈曲点から次の屈曲点を繋いだり、幹線を巻くように残るため、古道をつないで行こうとすれば、トラックが爆音を立てて往来する、灼熱の国道を、ひたすら走る時間も少なくありません。
おすすめは、雰囲気のよい宿場を歩けるように中央西線をうまく利用することだと思います。ただ、電車の便数が少ないので、電車を使い、うまく宿場歩きを繋いで行くのは、要準備です。あと、せっかくですから、妻籠宿か馬籠宿の旅籠に泊ってみたいものです。ぼくは、残念ながら、旅籠に泊まったことがありません。

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「山のたまてばこ」について

自然の中で過ごすのは、とても気持ち良いですよね。その楽しさから得られる気づきを子ども達と分かち合いたい、その思いから、「自然科学塾 山のたまてばこ」を主催しています。「山たま」は、自然のつながりの中にある不思議を、体験学習を通じて感じ、気づき、考えようとするプロセスを支援する場です。 企業の皆様には、「サミット・コンサルティング」から、登山を通じたチームビルディングをご支援しています。

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も~り~

Author:も~り~
公益社団法人 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド(ステージ2)。

長野県諏訪郡富士見町を拠点に、主に南・北八ヶ岳、北アルプスでガイド活動を展開中。スウェーデンのクングスレーデンを歩いて以来、ロングトレイル・トレッキングの楽しみ方を、積極的にご紹介しています。

経営コンサルタントの経験を持つガイドとして、企業の支援にも力を入れています。

自然体験活動分野では、清里KEEP協会のインタープリターズ・キャンプ修了。子供たちが自然に親しむお手伝いも大切にしています。

山で出会ったこと、身の回りの小さな自然や子供たちの様子を、つづって行きます。

スウェーデン社会研究所 会員
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