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塩の道をゆく(上)、白馬ー松本 - 2015.05.18 Mon

故きを温め、新しきを知る。

世界を見回した時、変わって行くことは、拒めないと思います。
ただ、その時、大切なことは、自分が正しいと信じることが、はっきりしていること。
それを、明確に、端的に、臆することなく言えること。
そのためには、自分が何者かをはっきり持っていること。

世界を回って、企業向けの街プロジェクトをやる時、これが大切だな、と感じています。

かつて牛や馬を引いて、日本海に面する糸魚川から松本へ塩を運んだ道。
その古道が、「塩の道トレイル(千国街道)」として大切に守られています。

ぼくは、その故きを訪ねたくて、小谷商工会内の”塩の道トレイル事務局”にコンタクトしました。
ご担当の吉田さんから親切なアドバイス、そして2000円の協力金を納めると、貴重な情報満載の地図や資料を分けて頂くことが出来ました。

この道を行きたい。ただ糸魚川から小谷の道は、今年は残雪も多く、倒木もあるでしょうとのこと。
せっかくなら、ぐずぐずの残雪が消え、若葉の季節、来月ゆきたいものです。
そこで、セクションハイクの形になりますが、先行して、白馬ー松本の道を行くことにしました。

新緑の中、仁科三湖の湖畔をゆき、北アルプスの山々を水田越しに眺めながら、その道中を道祖神に見守って頂いた二日間となりました。

塩の道には、要所に立派な標識が立てられています。田園に入り、街に入るほど、塩の道マップに記載されたルートの線は分かりにくくなるのですが、そこは、自分でルートを取れば良い、と思います。
初日の夕方、白馬に入り、テントで体を休め、翌日、松本めがけて走ります。
穂高以降の街道ルートでは、晴天の下、暑くて暑くて、最後は、かなりばてて松本駅に着いた、合計約70Kmのジョギング。

大好きな白馬や後立山、歩き通す稜線を、下からその全体像を眺めること。山に登っている時には見えないスカイラインが、青空をバックにとても清々しい旅。山に登れる喜びを、改めて感じます。
昔々から地の方が、山を見上げて季節を思い、水を始め自然の恵みを山から頂き、そうあるように山に祈ってきた気持ちを思います。そして道沿いには、たくさんの道祖神、行きかった馬や牛を労う石仏がたたずみ、旅する者の歴史に自分を重ねてみます。

そして、気持ちの中でよみがえる、子供の頃に見た風景。おじいちゃん、おばあちゃんに手を引かれ、子供時代を過ごした広島県福山、昭和30年代から40年代初期の街のたたずまい、広い空。広島の田舎の農村の佇まい。なんだか、タイムスリップしたような錯覚すら感じます。

信濃大町付近、鹿島槍が大きく見えて来た畑の農道。農家のおじいさんに、こんにちは、と挨拶すると、地の言葉で、「走って行くのかね」と、おだやかな声をかけて頂きました。「はい、山が奇麗ですね」と答え、山を写真に納めるぼくを、その方は、鍬に両手を乗せて、笑顔でずっと見ていてくれました。
こういう素朴で暖かな風景と心のふれあいは、日本人なら、忘れてはいけない、懐かしいものだと思います。

ぼくにとって、原風景を懐かしく思いながら、ぼくの芯にあるものは、世界を回っても変わっていないんだな、と感じる旅でした。

来月は、糸魚川から小谷の道を白馬まで、たどって見たいと思います。

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「山のたまてばこ」について

自然の中で過ごすのは、とても気持ち良いですよね。その楽しさから得られる気づきを子ども達と分かち合いたい、その思いから、「自然科学塾 山のたまてばこ」を主催しています。「山たま」は、自然のつながりの中にある不思議を、体験学習を通じて感じ、気づき、考えようとするプロセスを支援する場です。 企業の皆様には、「サミット・コンサルティング」から、登山を通じたチームビルディングをご支援しています。

プロフィール

も~り~

Author:も~り~
公益社団法人 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド(ステージ2)。

長野県諏訪郡富士見町を拠点に、主に南・北八ヶ岳、北アルプスでガイド活動を展開中。スウェーデンのクングスレーデンを歩いて以来、ロングトレイル・トレッキングの楽しみ方を、積極的にご紹介しています。

経営コンサルタントの経験を持つガイドとして、企業の支援にも力を入れています。

自然体験活動分野では、清里KEEP協会のインタープリターズ・キャンプ修了。子供たちが自然に親しむお手伝いも大切にしています。

山で出会ったこと、身の回りの小さな自然や子供たちの様子を、つづって行きます。

スウェーデン社会研究所 会員
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