topimage

2017-10

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

権現岳がくれた出会い_八ケ岳スリーピークス - 2014.06.03 Tue

ぼくは勝手に、八ヶ岳 権現岳が守り神だと思ってます(笑)。台所の窓から見える山頂に、なんか元気を感じるから。その権現岳の前衛が前三ツ頭、スリーピークス。2014年6月8日(日)、麓の甲斐小泉から駆け上がり、この地を折り返し地点に周回するトレイルランニング・レース、八ケ岳スリーピークスが開催されます。

初心者の方を含めて登山にお連れし、安全に自然を楽しんで頂いて社会に帰って頂くことがミッションの登山ガイドのぼくとしては、正直、トレイルランニングを全て歓迎するものではありません。
日頃から速く移動するために体を鍛えたランナーと、一般登山客とでは、体格も移動スピードも随分違います。
そして舞台は、自然の中。古来から動物や人が生活のために、細々とつけてきた足跡が、今、トレイルとして呼ばれていたりしますが、都会のオンロードに比べて、比べ物にならない もろい道。その道、というか続く足跡の横には、小さな小さな貴重な植物がいきています。そんな山道を、猛スピードで駆け抜けるタイムを競う集団には、例えば、手を取り合うように一歩一歩を楽しむ熟年ハイカーは、どう映るでしょうか。

でも、それは、単に山屋の想像かもしれません。何かを言うなら、自分の目で確かめることも必要だと思います。ですので、ぼく自身、ランナーに混じって、トレイルランニングレースに、いくつか関わってみることにしました。そのひとつ、ある方から紹介頂きエントリーした八ケ岳で行われる八ケ岳スリーピークス。ところが、今年、八ケ岳は残雪が多く、赤岳開山祭も山頂で行わず、中腹の行者小屋での開催に変更されたほどです。ぼく自身は、4月に負った捻挫の後遺症を引きずって、残念ながら38Kmの山道を走れる状態ではなく、DNSにするつもりです。でも、ランナーであっても、ぼくの登山活動のフィールドでもある八ケ岳で、怪我をする方がでないように何かやりたい。5月31日、ひとりで、スコップを持って権現岳に上がってみました。
正式には、権現岳の前衛 三ツ頭がレースの折り返し地点なのですが、ちょっと山に会いたくて、権現岳山頂から回りました。

阿弥陀岳、権現岳に、思わず、「やぁ」と声をかけました。この冬、思いのほか、八ケ岳に登れませんでしたので。
R0017400.jpg

権現岳山頂。四季を問わず、何度となく詣でています。大好きな山です。

R0017404.jpg

ここから、レースの折り返し地点になる三ツ頭分岐におりてゆきます。
目の前に見える尾根、小泉口から三ツ頭に登る、あれが登りのレースコースです。

R0017402.jpg

三ツ頭から振り返る南八ケ岳の峰々。権現岳も入れて、阿弥陀岳、赤岳、その向こうに横岳、硫黄岳とオールスターズ。ランナーにも、振り向いて、この山々の荘厳さに息を飲んで欲しいです。

R0017407_2014060308315438c.jpg

ここが折り返し地点。標高約2500M。三ツ頭分岐から、コースを逆ルートで降りてみます。

R0017407.jpg

2500-2400M付近は、残雪が氷になっていました。山岳スコップを打ち込んで、足のとっかかりになるステップを切ろうとしましたが、歯がたちません。ピッケルが必要なくらいです。緩みかけた雪には、キックステップで、足をおけるような階段を作りました。でも、際限がなく断念して、下山。ただ、氷がどんどん融けていて、一週間後には、ずいぶん氷が無くなると思われます。

一人、スコップを持って下山していましたら、作業をしている方達を発見。「スリーピークスの方達ですか」と声をかけましたら、大会運営の方達が、貴重な自然を見極めながら、あえて少人数でコースの印を付ける等の、作業をされているところでした。

R0017440.jpg

偶然の出会いでしたが、ご挨拶をしました。みなさん、つるはしを持って、雪かきをされたそうです。話をしてみて、思ったのですが、単にコースとして山道を走るということではなくて、八ケ岳の自然保護や、その必要性を広く知ってもらうための考え方やり方を、自分たちなりに考えて実践されているという印象でした。トレイルランニングが、地元から全て受け入れられていないことも、わかった上で、努力をされる謙虚さもお持ちのようでした。そこで、ぼく自身、レースはDNSですが、ボランティアとしてレース運営サイドからお手伝いをさせて頂くことになりました。さきほどの、レースの折り返し地点、三ツ頭分岐で、誘導員をやらせて頂く予定です。
スリーピークスの運営の方達の気持ちや準備が、ランナーの方や地元の方と一緒になり、新しい八ケ岳からの情報発信になるのかどうか、ぼく自身も参加して見極めたいと思います。

ランナーの皆さんにお会いできるのも楽しみです。
R0017454.jpg

【追伸】
昨日発売された「トレイルランニング2014」という雑誌に、八ケ岳スリーピークスを創って来た経緯や取り組みが特集されています。また巻頭特集の鏑木さんというトップランナーのトレイルランニングへの思いは、共感できるところがありました。単に走ること、その技術解説等だけでなく、こういう環境への考え方も含めて、広く認知されるようになると、山の活動との共存のあり方も、ひとつ見えてくるような気がします。

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

学校登山引率、みんな頑張った! «  | BLOG TOP |  » 初夏の山、大月あたり_扇山・権現山

最新記事

足跡 ( 2009.11.11 - )

「山のたまてばこ」について

自然の中で過ごすのは、とても気持ち良いですよね。その楽しさから得られる気づきを子ども達と分かち合いたい、その思いから、「自然科学塾 山のたまてばこ」を主催しています。「山たま」は、自然のつながりの中にある不思議を、体験学習を通じて感じ、気づき、考えようとするプロセスを支援する場です。 企業の皆様には、「サミット・コンサルティング」から、登山を通じたチームビルディングをご支援しています。

プロフィール

も~り~

Author:も~り~
公益社団法人 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド(ステージ2)。

長野県諏訪郡富士見町を拠点に、主に南・北八ヶ岳、北アルプスでガイド活動を展開中。スウェーデンのクングスレーデンを歩いて以来、ロングトレイル・トレッキングの楽しみ方を、積極的にご紹介しています。

経営コンサルタントの経験を持つガイドとして、企業の支援にも力を入れています。

自然体験活動分野では、清里KEEP協会のインタープリターズ・キャンプ修了。子供たちが自然に親しむお手伝いも大切にしています。

山で出会ったこと、身の回りの小さな自然や子供たちの様子を、つづって行きます。

スウェーデン社会研究所 会員
公認会計士
経営学修士 (MBA)

ご連絡はこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリ

八ヶ岳 (31)
Sweden (16)
Russia (1)
Europe (8)
富士見町 (9)
山に想う (49)
北アルプス (15)
中央・南アルプス (11)
奥秩父・奥多摩・丹沢他 (26)
北八ヶ岳 (15)
季節のなかで (115)
ネイチャーゲーム (21)
ファミリー・ハイキング (8)
雪景色 / スノーシュー (31)
高尾山麓他 (10)
自転車 (4)
海 (2)
カメラ (0)
未分類 (135)
山たまの里 (30)
企業登山 (2)

最新コメント

ともだちのページ


山の店「デナリ」

ペンション・ノースビレッジ

月別アーカイブ

最新トラックバック

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。