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2017-08

夏浅し!赤岳 天狗尾根~権現岳縦走 - 2011.06.11 Sat

2011年6月4日~5日にかけて、八ヶ岳の赤岳に向かうバリエーションルート天狗尾根から権現岳を縦走するテント泊山行に行ってきました。
心配した天気も梅雨の晴れ間。頑張り甲斐のある2日間となりました。
下界は夏を思わせる陽気でも、まだ残雪に出合うこともありました。
高山植物のお花畑も、もう少し、お預けです。
この山行、写真を中心にご紹介します。

2011年6月4日(土)
午前6時半、美し森の駐車場を歩き始めた後、川俣川を何度も徒渉します。
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そして出合小屋へ。
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笹藪を掻き分けながら尾根に乗り、樹林帯を歩いてゆくと・・・・。
振り返れば富士。
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そしてドーンと、目前の視界が開けます。
左が目指す大天狗。右が赤岳です。大天狗は、なかなかの威圧感です。
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カニの爪の形をした岩峰が近づいてくると、いよいよクライミング・ゾーンです。
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今日は、いつも練習をつけて頂く山岳ガイド 庭野正和さんと一緒ですが、急遽、ベテランのHさんが参加されることになりました。
Hさんは、5月以降、毎週高い山に登られているそうですが、バリエーションルートは初めてとのこと。
ぼくも後ろについて、「もう少し右にスタンスがありますよ。ホールドは、こっちの方が安定するはずですよ。」と声をかけながら、一緒に進みました。
いつもは、かなりハイスピードで歩こうとしますが、今日は、Hさんのペースに合わせます。
実は、これが山岳地図に書かれているコースタイムのペースでした。
やがて、山のガイドを目指すぼくにとって、中高年の方に無理の無いペースを実地に知ることは、勉強になりました。

P6040794.jpg
(今回も練習をつけて頂いた山岳ガイド 庭野正和さん。明日だどる権現岳をバックに。)

いっぽ、いっぽ歩き続ける力は偉大です。
あんなに大きく高く見えた大天狗の基部に取り付きます。
ここが、核心です。
P6040807.jpg
(リードでゆく庭野さん)

やった!登り切りました。
「大人のジャングルジムへようこそ!」と言わんばかりに、片手を高くあげてます。
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大天狗は鎖の支点があるところまでクライミング。そこから岩峰を巻き、もう一つ、小筆の先のような小天狗を巻いてゆきます。
あと一息で、赤岳から権現岳に向かう縦走路と出合います。
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バリエーションルートを登り切って、野辺山方面の眺め。
下に見えるのは、真教寺尾根です。
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(あまり姿をお見せしていませんが、わたしです)

赤岳から権現岳方面への縦走路は、初めてでした。
キレットを下ります。
P6040829.jpg
(かなり急なので、Hさんは庭野さんが確保したまま下ります)

下りて来きたところを振り返ると、こんな感じです。かなりの急坂です。
P6040830.jpg

急坂が終われば、キレット小屋のテント場は、あと少し。
P6040849.jpg
(後ろ右手のスカイラインが、今日辿ってきた岩稜・岩峰です。なかなか険しいです。写真真中より右に筆のような小天狗、その右の大きな岩峰が大天狗。)

キレット小屋にて、ツエルト一張り、テントを一張り。
庭野さんが、刺身こんにゃくの前菜、おいしいソーセージと厚揚げのメインディッシュ、そして赤ワインをふるまってくれました。
水が取れないことを想定していましたが、本当に水が取れませんでした。
あと一日、水は貴重品です。

夜は、ものすごい風になりました。
ツエルトの庭野さんは、夜半、風に煽られて転がる荷物の整理に追われたそうです。
僕のテント(ARAI AIR RAIZ ii)は、快適でした。
P6040853.jpg

2011年6月5日(日)
風は収まらず、ガスで視界がありません。
キレット小屋のテント場を出て、キレット方面に登った方達が、風が強すぎると引き返してきました。
ぼくたちは、テントを片づけ、権現岳方面に向かいます。
霧で、岩場が濡れて、滴がしたりおちていました。

権現岳山頂直下の名物階段。61段あります。霧で濡れて、滑りやすくなっていました。
P6050866.jpg
(登る庭野さんとHさん)

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(ぼく。テントやらマットやら、大荷物です。庭野さん撮影)

権現岳山頂(2715M)もガスの中。
ここは、青年小屋に泊まり、編笠山方面から登ってきた沢山のハイカーでにぎわっていました。
編笠山を経て権現岳をたどるコースは、お手軽です。近々ぼくも、朝のトレーニングコースとして使いたいです。
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三ツ頭あたりで、晴れて来ました!
振り返れば、権現岳、そして向こうに赤岳のシルエットが美しいです。
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ここからは、初夏のハイキング!
GWにぼくの家族と歩いた天女山から牧場に続く道を歩き、美し森を目指しました。
P6050910.jpg

ハイキング道の八ヶ岳横断自然歩道ですが、水が底をつき、随分長い道のりに感じました。

そして最後は、牛さんとの出会い。
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ほのぼの平和なフィナーレは、肩に食い込むザックを背負って頑張った2日間のご褒美でした!

今回のコースは、夏の穂高連峰をガッツリ歩く準備にも良いとのこと。
残念ながら、ぼくはこの夏、じっくりと北アルプスに出かける時間は取れそうにありません。
出来るだけ時間を確保して、大好きな八ヶ岳のあちこちでトレーニングをしたいな、と思っています。
P6050879.jpg
(権現岳をバックに、またまた、わたしです。楽しく頑張りました!)

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「山のたまてばこ」について

自然の中で過ごすのは、とても気持ち良いですよね。その楽しさから得られる気づきを子ども達と分かち合いたい、その思いから、「自然科学塾 山のたまてばこ」を主催しています。「山たま」は、自然のつながりの中にある不思議を、体験学習を通じて感じ、気づき、考えようとするプロセスを支援する場です。 企業の皆様には、「サミット・コンサルティング」から、登山を通じたチームビルディングをご支援しています。

プロフィール

も~り~

Author:も~り~
公益社団法人 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド(ステージ2)。

長野県諏訪郡富士見町を拠点に、主に南・北八ヶ岳、北アルプスでガイド活動を展開中。スウェーデンのクングスレーデンを歩いて以来、ロングトレイル・トレッキングの楽しみ方を、積極的にご紹介しています。

経営コンサルタントの経験を持つガイドとして、企業の支援にも力を入れています。

自然体験活動分野では、清里KEEP協会のインタープリターズ・キャンプ修了。子供たちが自然に親しむお手伝いも大切にしています。

山で出会ったこと、身の回りの小さな自然や子供たちの様子を、つづって行きます。

スウェーデン社会研究所 会員
公認会計士
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