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【Updated】 残雪 雲取~長沢背稜(黒ドッケ、三ドッケ) - 2011.03.06 Sun

Updatad:「ルートの様子」を追加しました。(March.07.2011)
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奥多摩の、また奥深い山。
白樺やブナの幹をうめる雪を踏めば、汗ばむような陽射しが降り注ぐ。
雪のかたまりを一口含んでみた。
今日は、山を好きなだけ歩いて良い。あとひといき、がんばろう。

P3060707.jpg
(長沢背稜にて)

2011年3月5・6日、奥多摩と秩父の境を、ひとり歩いてみました。
さわやかな初春の風を受けながら、青空を背景に白い雪の中を歩く気持ちの良いハイキングでした。

3月5日 土曜日。
朝、娘の宿題を見て、お稽古の場に送り届けた後、ザックを背負って、奥多摩駅に向かう電車に飛び乗りました。
すこしづつ日が長くなり、日没は17時を回った時刻。
日没までには、雲取山の頂上を踏んで、今日の宿、雲取山荘に入りたいところです。

今年、ぼくの企画する山歩きアクティビティで、雲取山を舞台にしてみようかな、と思っています。今回は、その視点での下見です。

奥多摩駅に着いたのは、午後0時30分頃。
バスはしばらくありませんが、ちょうど駅前にタクシーが一台待機していました。
よかった。小袖乗越までお願いし、午後1時過ぎに山登りを始めました。

午後4時半、雲取山山頂(2017M)からは、雲ひとつない青空をバックに富士山が迎えてくれました。
P3050680.jpg

雲取山頂から、宿の雲取山荘までは、締まった雪の下り斜面となります。
必ずしもアイゼンが必須というコンディションではないかな、という感じでしたので、昨年の晩秋に購入してから使用する機会の無かったKahtoolaのチェーン・スパイクを使ってみることにしました
P3050687.jpg
(チェーンに小さな歯が付いていて、赤いゴムで靴に固定します)

このチェーン・スパイクは、便利でした。
ゴム留めですから、エッジを効かせた歩き方をするとズレてしまいますが、その分、着脱は簡単。
八ヶ岳やアルプスで使用している12本爪アイゼンも持参していましたが、今回の山行では使用せず。
ちょっと凍っているかな、という場面では、全て、このチェーン・スパイクを使いました。
ただ使っているうちにゴムが伸びたのか、2日目の後半は、明らかにズレやすくなった気がします。消耗品と割り切った方が良いでしょうか。耐久性は、様子見です。

今日の宿は、雲取山荘。宿泊客は、なんと60名。
ツアー会社のガイドツアーのお客さんが、多かったです。
P3050690.jpg

3月6日 日曜日。
昨夜、同部屋の方と、「明日は、どちらへ」という話になりました。
石尾根を奥多摩駅まで、という方。三峰神社方面の方。鴨沢に戻るという方。

ぼくは、自分のトレーニングも兼ねて、歩いたことの無い長沢背稜(はいりょう)を酉谷山(黒ドッケ)方面に行こうと思うとお話ししたところ、トラバースが嫌な感じで、ルートが分かりにくいよ・・というアドバイスを頂きました。
雲取山荘の方に、酉谷方面の雪の状況を聞いても、情報が無く、誰も歩いてないかもしれない、とのことでした。
ルートが分かりにくくて、雪が深いとなれば、困ったな。
皆さんと同じく、石尾根で鷹の巣山を経由して、奥多摩駅に向かうつもりでした。

朝、準備を整えて外に出ると、この朝日が迎えてくれました。
P3060701.jpg

なんだか元気が湧いてきます。
よし、最初に思ったように長沢背稜を行こう。まだ朝は早いから、雪が深ければ引き返すとしよう。
芋ノ木ドッケ手前の急坂を行くと、同部屋だった方が登っているのが見えました。
同じルートを行かれるようです。
途中、休憩地点で挨拶をしながら、七跳方面まで、後ろに姿が見えていましたが、その後、どういうルートを取られたのでしょう。

長沢背稜の雪には、踏み跡が残り、とても気持ちの良い雪山ハイキングです。
来て良かったと思います。
P3060703.jpg

今日も富士山が、顔をみせてくれました。
P3060717.jpg


酉谷山(黒ドッケ:1718M)には、初めて来ました。静かな山頂です。
P3060721.jpg

酉谷山へは、長沢背稜からは、思いのほか登ったので少々疲れたでしょうか。
ここから、天目山(三ツドッケ)までの道のりは遠く感じました。
途中、ハナド岩からは、これまで歩いてきた奥多摩の山々を見渡します。
P3060731.jpg

当初の予定では、蕎麦粒山‐川乗山を経て、古里駅まで降りるつもりでしたが、大分疲れもできてきたので、天目山から一杯水避難小屋を経て、東日原に降りることにしました。
P3060742.jpg
(一杯水避難小屋は、壁の色が変わったでしょうか?気のせいでしょうか?)

東日原のバス停に着いたのは、午後3時10分。
バスは、20分前に出たばかりで、次のバスは約一時間後。
それでも、バスの便があるだけ助かります。
バス停までの酒屋で、ジュースを買ってバスを待ちました。

今、奥多摩湖の一部は、干上がっています。
これから木々が水を吸う季節になるので、心配です。
酉谷や一杯水の水場も涸れていて、冷たい水を飲もうと楽しみにしていたので残念でした。

水が飲めたら、嬉しかったでしょうね。
山を歩いていると、いろんな感謝の気持ちが湧いてきます。

山を教えて頂いている山岳ガイドさんのアドバイスを思い出して、感謝。
山に行きたいという願いを聞いて時間をくれた家族に感謝。
山を歩ける体に感謝。
そして、無事に下山させて頂いた山に感謝。

今回の山歩きで、雲取、芋ノ木ドッケから長沢背稜を天目山まで辿ったことで、これまでに歩いた古里‐川乗山‐蕎麦粒山‐天目山までの道に加えて、天目山‐酉谷山‐雲取山‐鴨沢と、奥多摩の背を通して歩くことが出来ました。

しばらく山から遠ざかっていましたが、今回、長い距離を歩いてみて、大分、復調してきたでしょうか。
ただ、天目山以降は、膝の痛みと、気の緩みでちょっとしたスリップもありましたので、体力と集中力の強化を継続したいと思います。

追伸
■ウェアリングシステム
春の陽射しは、汗ばむほどでした。
一方で、日曜日の朝は、かなり冷たい風が強く吹いていました。
ぼくは、汗かきなので、汗をかいても乾きが早く、それでいて冷たい風を防げるウェアリングシステムが必需です。
気に行っていたソフトシェルは、汗をかいてしまうと乾きが遅いようで、寒い山小屋では翌日までに乾きにくいようでした。
今回は、MonturaのフリースとPatagoniaのM10、インナーはCapline2の組み合わせが良かったです。
fleece.jpg

■ルートの様子(Updated March.06.2011)
○不明瞭なルート
長沢背稜では、水松山付近が不明瞭でした。
そこまで明らかだった雪上の踏み跡が、まばらになります。
尾根を外れる踏み跡。その先に標識がありますが、文字が消えて見えません。
その踏み跡の左後方には、つぼ足で潜った足跡。いくつかの踏み跡のラインが残っていました。

迷った時には尾根を行け。急な斜面をキックステップで登り尾根に出ると幾つかの足跡。
快適に尾根を歩き、下りに入ったところで、ハタと、天祖山に行く道を分けるはずだ、と思いだします。
少し引き返してみると、固い雪にかろうじて足跡らしきものが残る、尾根を下るもう一つのルートらしきもの。
これを下ると、後方を歩いていたはずの前夜同宿だった方が、尾根にあがらず、左方から歩いてこられました。
当初歩いていた尾根に上がらない踏み跡が正解だったのかもしれません。
危うく天祖山方面に向かうところでした。

もう一か所、久しぶりに辿った天目山から一杯水避難小屋へのルートも、不明瞭で下りすぎてしまいました。
避難小屋の方向は分かっているので、道なき斜面をトラバースして尾根に戻りましたが、我ながらうっかりでした。

○道が崩れたルート
酉谷山に向かうルート上で、2か所、道が崩れていた箇所がありました。
今回は、特段の危険はありませんでしたが、今後の積雪、凍結などのコンディション次第では、注意をされた方が良いと思います。

まず、小さな雪崩でルートが途切れていた箇所です。
P3060719.jpg

デコボコしているのはデブリ(雪崩の跡)です。
雪は安定していたので、デブリを横切って向こうのトラバースルートに行きます。
(写真真中の木のすぐ左、うっすらした踏み跡がルート)

もう一か所は、土砂が崩壊したばかりと思われる箇所です。
P3060720.jpg

向こうから続く雪のトラバース。ルートが、土砂で覆われて無くなっています。
登山道を覆った土の感じから、崩壊間も無い感じで、もしかすると、ぼくが最初に横切ったのかもしれません。
まだ小石が上から、バラバラと降ってきていました。

この記事をアップデートしている3月7日、東京には雨や雪が降っています。
あんなに暖かだった奥多摩は、再び雪でしょう。
長沢背稜に行かれる方は、お気をつけて。

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「山のたまてばこ」について

自然の中で過ごすのは、とても気持ち良いですよね。その楽しさから得られる気づきを子ども達と分かち合いたい、その思いから、「自然科学塾 山のたまてばこ」を主催しています。「山たま」は、自然のつながりの中にある不思議を、体験学習を通じて感じ、気づき、考えようとするプロセスを支援する場です。 企業の皆様には、「サミット・コンサルティング」から、登山を通じたチームビルディングをご支援しています。

プロフィール

も~り~

Author:も~り~
公益社団法人 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド(ステージ2)。

長野県諏訪郡富士見町を拠点に、主に南・北八ヶ岳、北アルプスでガイド活動を展開中。スウェーデンのクングスレーデンを歩いて以来、ロングトレイル・トレッキングの楽しみ方を、積極的にご紹介しています。

経営コンサルタントの経験を持つガイドとして、企業の支援にも力を入れています。

自然体験活動分野では、清里KEEP協会のインタープリターズ・キャンプ修了。子供たちが自然に親しむお手伝いも大切にしています。

山で出会ったこと、身の回りの小さな自然や子供たちの様子を、つづって行きます。

スウェーデン社会研究所 会員
公認会計士
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