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2017-08

お正月!八ヶ岳 _ 阿弥陀岳北稜・赤岳 - 2011.01.08 Sat

少し間が開いてしましました、2011年1月3日の八ヶ岳登山の様子を書いてみます。
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お正月は、いかが過ごされましたか?
今日は、1月3日。明日から、お仕事という方も多いのではないでしょうか。
ぼくも(自然活動では無い本職の方で)、明日からです。

その前に山に登り、景気付けがしたい!と、思い立って八ヶ岳に行ってきました。
ぼくの課題、雪山トレーニングを兼ねて、山岳ガイド 成田賢二さんと一緒です。
で・・・、今日のメインディッシュは、ここです!阿弥陀岳北稜。
P1030514.jpg

美濃戸山荘前を歩き始めたのが、午前6時40分。
行者小屋で装備を整えて、午前8時40分頃、阿弥陀岳に向かいました。
横岳に朝日が当たって、綺麗です。
P1030510.jpg

今朝、赤岳鉱泉では、マイナス18度まで下がったそうです。かなり寒い朝です。
年末年始に適度に降った雪は、正月の登山者に踏まれて、トレースが出来ていました。
今日も、一般登山道ルート、ぼくたちのようなバリエーション・ルート、そしてアイスクライミングと、沢山の方が、雪の八ヶ岳を楽しまれていました。

午前9時40分頃、阿弥陀岳北稜の第一岩峰が近づいてきました。
真っ青な空に阿弥陀岳が綺麗に映えて、まぶしいくらいです。
P1030515.jpg

岩峰には、すでに何組もパーティが取り付いていました。
そこは、プロの成田さん。この北稜は何十回と登っています。第一岩峰は、ぼくがビレーをしましたが、
第二岩峰は山岳会の皆さんに一声ご挨拶をして追い越し、ビレー無しで登って行きます。
山岳会の方達は、「ビレー無しなんですか!」と驚いていました。

ぼくも成田さんとは、今日の北稜よりは厳しいところを、何度もご一緒させてもらっています。
声は聞こえませんが、ザイルを伝う合図を解釈。「お先に」と挨拶をして、続いて登ります。

第一、第二岩峰の冷たさも、日差しのお陰で薄らぎ、薄手の手袋だけで大丈夫。
「あの人達(成田さんとぼく)、薄い手袋だけで登っていくわよ」とご夫婦のクライマーが話していましたが(笑)。

成田さんから、「今日は、(岩登りの)リードをやってみますか?」と言って頂いたのに、明日の出社が頭を横切って、遠慮しました。弱気ですね。次回は、チャレンジします!

阿弥陀岳の頂上(2805M)についみてると、まだ午前10時半前でした。
P1030525_amida_1003.jpg
(新年らしい清々しいパノラマが広がります!左:成田さん、右:ぼく)

今日は明日からの仕事に備えて、阿弥陀岳北稜から直ぐに降りるつもりでしたが、予定より随分早いですし、何しろこの好天です。
「あそこにも、行っときましょうか!」と赤岳を差して、速効で決まり。
P1030521.jpg

南八ヶ岳には、何度か来ていますが、実は、赤岳に行ったことがありませんでした。
横岳を縦走し、目前まで来て天気が悪くなったり、残り時間から「では、またの機会ということで。」と、地蔵尾根から下山していました。

新年早々、今日こそ赤岳の頂上を踏もうと、ワクワク。
成田さんからも、「冬の赤岳くらいは、一人で来れるように、確保無しで行きましょう」ということで、阿弥陀岳の下りを開始。

阿弥陀岳から横岳を経て赤岳に至るルート。その稜線を見渡すと、こんな感じです。
P1030538.jpg
(右:阿弥陀岳、中:中岳、左:赤岳。帰路の地蔵尾根より臨む)

阿弥陀岳に登る時、深い新雪でのアイゼンワーク練習で、力みが入っていて、ちょっと疲れていたでしょうか。
中岳を超えて予想外に息が切れました。

時々、「阿弥陀岳から予定通り、帰った方が良かったかな・・。」と弱気になったこともありましたが・・・。
文三郎道を見ると、何人もの方が列をつくって、赤岳目指して登ってくる様子が見えます。
「ぼくも、みんなと一緒にがんばるぞ!」
”一歩一歩を重ねよう”とする気持ちって、大きいですね。赤岳山頂直下の鎖場が近づいてきます。

正午頃、赤岳山頂(2899M)に到着。
今まで、目前で引き返してきただけに、これまた嬉しいです!
Akadake.jpg

先ほどまでいた阿弥陀岳が荘厳な姿で、目の前にあります。
いや~、最高のお正月登山になりました!
P1030528.jpg

ただ、凍った雪と岩がミックスする斜度のきつい下りでは、いまひとつアイゼンワークが安定しません。
ここが今後の課題です。もっと、アイゼンでの歩き込みが必要だと心に留めました。

帰路は、正月営業中の赤岳展望荘に立ち寄り、コーヒーをご馳走になりました。
疲れが取れました。厳しい環境で、ぼくたちを迎えてくれる山小屋には、本当に感謝です。
ありがとうございます!

展望荘でも話題になったのですが、冬季も、硫黄小屋と展望荘が常時開いていたら、冬の八ヶ岳に来る登山家には、どんなに心強いでしょうね。

すっかり暖まり、元気を取り戻したら、午後1時に赤岳展望荘を出て、下山を開始。
年末年始に地蔵尾根で滑落事故があったそうなので、慎重に。

樹林帯が近づいたら、ぼくはシリセード、成田さんはアイゼンをはずした足裏スキーで、ガンガンおります。
P1030543_gezan.jpg

下山したら小淵沢で、いつもの野菜ラーメン食べようね、ということで、気合が入ります!

行者小屋に到着したのは、赤岳展望荘を出てから50分後の午後1時50分。
雪のコンディションが良いと、下山は早いです。
P1030544_daidousin.jpg
(2010年2月にたどった大同心を臨む)

ここからは、ぼくもアイゼンをはずして、ガンガンずるずる降りまして、美濃戸山荘の駐車場についたのは、まだ午後3時前。かなり早かったです。
今日は、雪のコンディションが良く、そしてトレースもはっきりしていて簡単すぎるコンディションとのことでした。その分、スピードを上げられたのですから、コンディションを活かすことが出来たと思います。

P1030549_from park
(美濃戸山荘前の駐車場より、阿弥陀岳を臨む。午前中は、あそこにいたんですね)

ぼくは、本格的に登山を始める前、しばしば訪れる原村から目前に見える八ヶ岳連峰を見上げていました。
ふと、あの山に登ってみたいと思いましたが、阿弥陀岳という名前だとは知りませんでした。

そして初めて、南八ヶ岳登山にご一緒してくれたのが、今日もご一緒して頂いた成田賢二さん。
その時は、北西稜をたどり、ルートこそ違いますが、やはり阿弥陀岳の山頂を踏みました。

秋の阿弥陀岳北西稜はこちら

ぼくは、やっぱり八ヶ岳、そして阿弥陀岳が好きですね。
あの頃よりは、随分とよく歩き、攀じ登れるようになった自分の進歩も嬉しく思いました。

夕方の開店前のお店に押し掛けて(笑)、野菜ラーメンを食べた後、午後4時35分 小淵沢発のあずさに乗りました。あずさは満員で、大荷物を抱えて東京まで立つことになりましたが、正月三が日最後の夕飯を、家族と一緒に食べることが出来そうです。
P1030552_kaikoma.jpg
(あずさを待つ小淵沢駅ホームから、10月に登った甲斐駒ケ岳を臨む。また、山に帰ってきます!)

ぼくは、明日、1月4日から、本業の方で、新しい勤務先に出社します。
雪の八ヶ岳がくれたパワーは、ぼくの大切な財産。
良いスタートに向けて背中を押してくれると思います!

成田賢二さん、赤岳展望荘のみなさん、登山中に声をかけて頂いた皆さん、ありがとうございました!
P1030536.jpg
(成田さん、また、よろしくです!)

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「山のたまてばこ」について

自然の中で過ごすのは、とても気持ち良いですよね。その楽しさから得られる気づきを子ども達と分かち合いたい、その思いから、「自然科学塾 山のたまてばこ」を主催しています。「山たま」は、自然のつながりの中にある不思議を、体験学習を通じて感じ、気づき、考えようとするプロセスを支援する場です。 企業の皆様には、「サミット・コンサルティング」から、登山を通じたチームビルディングをご支援しています。

プロフィール

も~り~

Author:も~り~
公益社団法人 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド(ステージ2)。

長野県諏訪郡富士見町を拠点に、主に南・北八ヶ岳、北アルプスでガイド活動を展開中。スウェーデンのクングスレーデンを歩いて以来、ロングトレイル・トレッキングの楽しみ方を、積極的にご紹介しています。

経営コンサルタントの経験を持つガイドとして、企業の支援にも力を入れています。

自然体験活動分野では、清里KEEP協会のインタープリターズ・キャンプ修了。子供たちが自然に親しむお手伝いも大切にしています。

山で出会ったこと、身の回りの小さな自然や子供たちの様子を、つづって行きます。

スウェーデン社会研究所 会員
公認会計士
経営学修士 (MBA)

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