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2015-10

登山雑誌 PEAKSにご紹介頂きました、フェールラーベンクラシック2015 - 2015.10.13 Tue

枻(えい)出版社の登山雑誌「PEAKS」11月号(10月15日発売)に、ぼくのフェールラーベンクラシック2015参戦記を紹介して頂きます。巻頭から5ページ目、旬の情報を伝える"Trail Head"というコーナーです。

フェールラーベンクラシック2015遠征記は、こちらから。

フェールラーベンクラシック、参加してみたいけれど・・・。
スウェーデン北部のラップランドが舞台だけに遠いし、トレッキングの準備もどうすればいいのだろう、と不安な方がいらっしゃるかもしれません。また、日本ではカンケンバックというリュック型のカバンは人気があるものの、フェールラーベンというスウェーデンのアウトドアブランドを、よくご存じない方も多いと思います。

実は、かく言う私もそうでした。
この夏、ソロで参加して言えるのは、ラップランドのロング・トレッキング・ルートをゆく感激はもちろん、参加トレッカーや大会運営・ボランティアとの出会い、そして人と人との関わりの素晴らしさです。
(チェックポイントで出会ったスウェーデン人ボランティアには、「日本人にあったのは君だけだよ」、と言われたのですが、リストを見ますと、二人組の日本人が二組いらっしゃったようです。でも、日本からは、たった5人の参加者だったんですね。)

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最近、日本でもロング・トレッキングの魅力が紹介されていますが、残念ながら、盛り上がりは今ひとつでしょうか。その理由の一つには、欧米との地形の違いがあるかもしれません。欧米の広大な地形と長距離のトレイルは、スケールの大きいロングトレッキングを楽しむことができます。一方、日本には、身近に高い山がありますから、変化に富む登山を楽しむことができます。

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フェールラーベンクラシックでは、ほんとうに荒野にテントを張ったチェックポイントがあり、ボランティアが詰めているのですが、ぼくに「スウェーデンと日本の山は違うだろ。日本の山は、どんな山だい?」と尋ねてきます。ぼくは、登山もロングトレイルも、どちらも楽しめたら素敵じゃないかな、と思います。

基本は、どちらも「歩く」ということだと思います。歩くからこそ見える自然の営みや、移り変わりがあります。ぜひ、そういう楽しみを、もっと知ってもらいたいな、というのがぼくの思いです。

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もう一つ、自然との関わり方、あるいはルールの違いがあるのかもしれません。フェールラーベンクラシックでは、テントを担ぎ、川の水を飲み、自分の好きな場所に、今夜の宿を設営することができます。その土地の所有者に迷惑をかけないこと(Don't Disturb)、自然を再生不能にしないこと(Don't Destroy)が守られる限り、許可なく、他人の土地でテントを張ったり、たき火をしたり、ベリーやキノコを摘むことが「自然享受権」 (The right of public access)として認められるからです。この権利は、厳しい自然の中で生きるため、旧く12-13世紀に遡る人々と自然との共存の中から生まれたものだそうです。
日本では、なかなか自由にテントを張ることができませんから、ロングトレイルトレッキングの自由度が限られることも、盛り上がりに欠ける一因かもしれません。

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でも、日本には、日本の自然の良さがありますし、「歩く」からこそ、伝統的な文化に気づくことも沢山あると思います。だから、まずは、「歩く」ことの楽しみを、みなさんと共有したいと思います。そして、みなさんと日本にあったロングトレイルトレッキングの楽しみを、見つけてゆきたいと思います。

フェールラーベンクラシックは、欧州の方には、夏のイベントとして人気が高いようです。子供連れ、犬連れの方もいて、いろんなスタイルで、(一応)設定される5日間の期限を、満喫されています。
確かに、海外のトレッキングは、大変なことも多いですが、フェールラーベンクラシックは、よくオーガナイズされていますので、まず「楽しんでみる」ために、とてもよいイベントだと思います。自然が好きで、歩くことが好き。憧れの北欧の大自然に行ってみたい、という方は、ぜひ、チャレンジしてみてください。

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(自分のリュックを背負った犬は、必ずリードに繋がれ、飼い主も犬が他のハイカーに近づきすぎないように、すれ違いや追い抜きには、リードの長さを手元で調整しています。犬がハイカーに吠えることはなく、しつけを含めて成熟した動物との共生の文化を感じました。)

何より、2016年度のエントリーは、もう始まっています。参加希望の方は、すぐにWebを通じて申し込んでくださいね。ぼくも、昨年11月初めに気づき、急いでエントリーした時には、2000人の参加枠が、残り100枠ほどでした。

そして、アウトドア初心者の方で、フェールラーベンクラシックに参加する方のために、「フェールラーベンクラシック虎の穴(仮称)」として、このブログを通じて、情報発信してみたいと思います。

参加の覚悟が決まったら(笑)、実際に楽しんで歩くために、歩く技術と体力、パッキングの技術、自然を読む技術など、トレーニングを始めましょう。

ぼくも、ロングトレイル・スキルアップ講座を企画中です。このブログでもご案内しますが、興味のある方は、このブログの左カラム「ご連絡はこちらから」にメールアドレスを記入の上、お問い合わせください。
冬の間も、スノーシュー・ハイキングを楽しみながら、体力アップ、自然の楽しみや、すこしばかり厳しさも感じて、トレッキングに慣れて頂きたいと思います。

来年のフェールラーベンクラシックを楽めるように、ステッアップをしてみませんか!

最後にこの場をお借りして、素敵な記事にして頂いたPEAKS編集部に感謝いたします。
ありがとうございました。

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足跡 ( 2009.11.11 - )

「山のたまてばこ」について

自然の中で過ごすのは、とても気持ち良いですよね。その楽しさから得られる気づきを子ども達と分かち合いたい、その思いから、「自然科学塾 山のたまてばこ」を主催しています。「山たま」は、自然のつながりの中にある不思議を、体験学習を通じて感じ、気づき、考えようとするプロセスを支援する場です。 企業の皆様には、「サミット・コンサルティング」から、登山を通じたチームビルディングをご支援しています。

プロフィール

も~り~

Author:も~り~
公益社団法人 日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド(ステージ2)。

長野県諏訪郡富士見町を拠点に、主に南・北八ヶ岳、北アルプスでガイド活動を展開中。スウェーデンのクングスレーデンを歩いて以来、ロングトレイル・トレッキングの楽しみ方を、積極的にご紹介しています。

経営コンサルタントの経験を持つガイドとして、企業の支援にも力を入れています。

自然体験活動分野では、清里KEEP協会のインタープリターズ・キャンプ修了。子供たちが自然に親しむお手伝いも大切にしています。

山で出会ったこと、身の回りの小さな自然や子供たちの様子を、つづって行きます。

スウェーデン社会研究所 会員
公認会計士
経営学修士 (MBA)

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